アラビア湾でジャクジー気分/ 2006年7月6日(木)〜7日(金)
【ダハナ北、南、白い砂丘&ビーチキャンプ】
え〜っ!また行くのーっ(この台詞、最近多いかも)という、再びの東海岸。しかも2週連続。
本日は4台6人。日本車3台+陸ロバ(らんど・ろーばー)1台。
毎度ながら8時集合に10分遅刻。ドーナッツ買う時間ができてちょうど良かったと参加者に感謝される。
簡単に今日のルートを説明して出発、どこへ行くのだ?と思ったらダハナデューンのデザートアクセスを左折するではないか! 今回の旅のテーマは「高速道路に平行する」というものだったらしい。リーダーとは夫婦関係にあるのに、なんで私が知らないんだろう…とちょっと怒れる。冒険は男のモノだと思っているんだろうか? 私はご飯係でしかないのか? ぷんぷん。
行った事がある砂丘なのに、同行者たちは皆が皆よろこんでいるのだから、一体何よ!とまた怒れる。それでも、ブッシュの多いところに出たら、荷物の重い車は四苦八苦。仕方なく、しばらく高速道路を走って、またまたデザートアクセスから今度は南へ。
風強い〜、視界悪い〜、外暑い〜、苦難の旅はまるで修行のよう。
ひょっとしたらリーダーは、空白地帯へ行く旅の練習のつもりかも…と思っていたら、やっぱりそのつもりだったらしい。他の参加者と参加車が如何様にリアクションするかも判断材料にしたいんですと。彼は相当真剣にEQ(空白地帯)行きを考えているらしい。
さて、今回初めて挑戦したこの平原、真っ白で雪原のよう。サングラスなしでは運転できないし、白い車だと見失い易い。GPSとウォーキートーキーなくしては、完璧に迷ってしまう。
どうということのない沙漠でも、状況によってはかなり深刻な事態になるのは免れないことだ。昼を食べたくても、砂嵐が強すぎてサンドイッチを広げられない。
全車とも、妙にエンジンが高温になっているらしい。しばらく止まっては様子を見つつ進む。
と、ロバくんに故障発生。予想していたリーダーはスゴい!って、別にリーダーでなくてもんーなことは誰でもわかるさね。で、途中ホフッフの修理屋さんで直してもらうことに。待ってる間にランチにする。ようやく食べられるぜ…。
で、ロバくんの何が壊れたのかというと、ホースの繋ぎが悪かったから、新しいのに取り替えただけらしい。修理費2リヤル。信じられない…。
思わぬことに時間を取られて、今回のメインイベントだった白砂丘は見るだけになってしまった。ま、また行く理由になるし、良いよね〜。
かなり印象的な風景で、途中何度も後続車を見失う。写真撮るなら撮るって、ちゃんと無線で連絡してよね。最後の坂などは、遥か向こうにアラビア湾とオスマントルコの要塞が見えて、かなりポイントが高い。
あの場所へは、今後白砂丘側からアプローチした方が良さそうだ。要塞には寄らずに、今夜のキャンプ地を目指す。
日没時間までもう1時間しかない。東海岸は日が暮れるのが早めなんだよね。いつものキャンプ地に着いたら、「日の出が見たいからキャンプは反対側にしよう!」という参加者のために、最近できたばかりの舗装道路をつたって反対側へ出る。私は内心、本当にヌシらは朝4時半に起きて朝日を見るんかい!と怒りつつ…。
反対側はアラビア湾に面しているため、ゴミがそのまま漂着して汚いし、臭い。
と、そこへコーストガード到着。お約束の場所よりはかなり北なんだけど、なんで?と思ったら、半島の東側はアブナイとのことで、キャンプ禁止になっているそうな。あー、良かった。これで元の場所に戻れる。
歴代のオフローダーたちが西側の入り江にしかキャンプしないのには、ちゃんと理由があったのだった。
テントを張った頃にはもう暗くなってしまった。
誰が言い出す訳でもなく、皆して海に入る。まるでジャクジーにでも入っているかのように丸くなっておしゃべり。ちょっと冷ための海水も、この暑さにはちょうど良いかも。
今日の疲れを癒して、さあ夕飯の準備。
今回は焼き鳥食べたいというリーダーのリクエストで、私は鶏肉を小さくカットしてタレにつけ込んだのに、大島椿の木の炭使ったのに、まずいんだな、これが。なんでだろ?
焼けるまでに時間がかかるし、焦げちゃうし、金輪際BBQはしないとリーダーは言うのだった。
どーせ準備するのは私だし、何でも良いよー。
* **
さて、翌日。
朝寝坊しようと思ったのに、日の出直前にまたモーターボートのような音で目が覚める。
今回は波の音は静かだったものの、マットレスを持たずに直接砂の上状態で背中と腰が痛くて夜中に何度も目が覚めた。一体全体、持ち運びが楽でかさばらない寝台というのはないのだろうか? 先週見たアジジアスーパーの簡易ベッド、試しに一個買えばよかった…。
ゆっくり朝食を取っても、8時にはキャンプ地出発。暑くて長居はできないし。
まず昨日行きそびれた要塞へ。
なんとRは初めて行くのだという。何年この国に住んでも、チャンスがないとなかなか行けない場所だと言うのは確かだ。
よくよく見ると、この辺一帯にアンティキティー事務所(考古学省?)のフェンスが張り巡らされているのがわかる。丘の上には崩れ落ちた円形の建物があるし、もともとこの場所はイスラム以前から重要な場所であったのだろうと予測がつくが、何の書物にも行き当たったことがない。もっとリサーチの必要ありだ。オフロードばかりではなく、いろいろなモノに巡り会えるのが私たちの旅の特徴か。
ビーチロードにやけにたくさんのラクダがいた。
もう少し遅い時間だったら、浅瀬に座っているラクダを見られたかもしれない。
帰りのルート、昨日疲れたからと今朝決めたのは舗装道路を北上して発電所、ブケイクを経由後ダンマンハイウエイに出るというもの。
途中、どーしても白い砂丘に上らないと気が済まないリーダー、上ったら下りられなくなった。行くなというナビゲーターの言葉を無視してこれだもの。AJJが引っ張ろうとバンジーコードを繋ぐも、彼もスタックしそうになり慌ててけん引ロープ2本にする。
ランドクルーザーと一緒でホントに良かった。
ハーフムーンベイを目指すも、アラムコの敷地はフェンスが張ってあって通り抜けも出来ず、仕方なく今回はおとなしくリヤドへ帰ることにする。
ランチは途中の岩陰。新しいタープと支柱を試す良いチャンス。ペイント用の伸縮自在の棒、予想以上に良い感じ。もう2〜3本あっても良いかもと思う。
ランチ後は、無線機も回収、各々自分たちのペースで帰ることにする。
テーマは決まっていたものの、道順も曖昧、結構行き当たりばったりのお友達限定ツアーは、シーズン終了後でないとできない旅。これから2ヶ月間は計画なしで好きなところへ行けるよ〜。
え〜っ!また行くのーっ(この台詞、最近多いかも)という、再びの東海岸。しかも2週連続。
本日は4台6人。日本車3台+陸ロバ(らんど・ろーばー)1台。
毎度ながら8時集合に10分遅刻。ドーナッツ買う時間ができてちょうど良かったと参加者に感謝される。
簡単に今日のルートを説明して出発、どこへ行くのだ?と思ったらダハナデューンのデザートアクセスを左折するではないか! 今回の旅のテーマは「高速道路に平行する」というものだったらしい。リーダーとは夫婦関係にあるのに、なんで私が知らないんだろう…とちょっと怒れる。冒険は男のモノだと思っているんだろうか? 私はご飯係でしかないのか? ぷんぷん。
行った事がある砂丘なのに、同行者たちは皆が皆よろこんでいるのだから、一体何よ!とまた怒れる。それでも、ブッシュの多いところに出たら、荷物の重い車は四苦八苦。仕方なく、しばらく高速道路を走って、またまたデザートアクセスから今度は南へ。
風強い〜、視界悪い〜、外暑い〜、苦難の旅はまるで修行のよう。
ひょっとしたらリーダーは、空白地帯へ行く旅の練習のつもりかも…と思っていたら、やっぱりそのつもりだったらしい。他の参加者と参加車が如何様にリアクションするかも判断材料にしたいんですと。彼は相当真剣にEQ(空白地帯)行きを考えているらしい。
さて、今回初めて挑戦したこの平原、真っ白で雪原のよう。サングラスなしでは運転できないし、白い車だと見失い易い。GPSとウォーキートーキーなくしては、完璧に迷ってしまう。
どうということのない沙漠でも、状況によってはかなり深刻な事態になるのは免れないことだ。昼を食べたくても、砂嵐が強すぎてサンドイッチを広げられない。
全車とも、妙にエンジンが高温になっているらしい。しばらく止まっては様子を見つつ進む。
と、ロバくんに故障発生。予想していたリーダーはスゴい!って、別にリーダーでなくてもんーなことは誰でもわかるさね。で、途中ホフッフの修理屋さんで直してもらうことに。待ってる間にランチにする。ようやく食べられるぜ…。
で、ロバくんの何が壊れたのかというと、ホースの繋ぎが悪かったから、新しいのに取り替えただけらしい。修理費2リヤル。信じられない…。
思わぬことに時間を取られて、今回のメインイベントだった白砂丘は見るだけになってしまった。ま、また行く理由になるし、良いよね〜。
かなり印象的な風景で、途中何度も後続車を見失う。写真撮るなら撮るって、ちゃんと無線で連絡してよね。最後の坂などは、遥か向こうにアラビア湾とオスマントルコの要塞が見えて、かなりポイントが高い。
あの場所へは、今後白砂丘側からアプローチした方が良さそうだ。要塞には寄らずに、今夜のキャンプ地を目指す。
日没時間までもう1時間しかない。東海岸は日が暮れるのが早めなんだよね。いつものキャンプ地に着いたら、「日の出が見たいからキャンプは反対側にしよう!」という参加者のために、最近できたばかりの舗装道路をつたって反対側へ出る。私は内心、本当にヌシらは朝4時半に起きて朝日を見るんかい!と怒りつつ…。
反対側はアラビア湾に面しているため、ゴミがそのまま漂着して汚いし、臭い。
と、そこへコーストガード到着。お約束の場所よりはかなり北なんだけど、なんで?と思ったら、半島の東側はアブナイとのことで、キャンプ禁止になっているそうな。あー、良かった。これで元の場所に戻れる。
歴代のオフローダーたちが西側の入り江にしかキャンプしないのには、ちゃんと理由があったのだった。
テントを張った頃にはもう暗くなってしまった。
誰が言い出す訳でもなく、皆して海に入る。まるでジャクジーにでも入っているかのように丸くなっておしゃべり。ちょっと冷ための海水も、この暑さにはちょうど良いかも。
今日の疲れを癒して、さあ夕飯の準備。
今回は焼き鳥食べたいというリーダーのリクエストで、私は鶏肉を小さくカットしてタレにつけ込んだのに、大島椿の木の炭使ったのに、まずいんだな、これが。なんでだろ?
焼けるまでに時間がかかるし、焦げちゃうし、金輪際BBQはしないとリーダーは言うのだった。
どーせ準備するのは私だし、何でも良いよー。
* **
さて、翌日。
朝寝坊しようと思ったのに、日の出直前にまたモーターボートのような音で目が覚める。
今回は波の音は静かだったものの、マットレスを持たずに直接砂の上状態で背中と腰が痛くて夜中に何度も目が覚めた。一体全体、持ち運びが楽でかさばらない寝台というのはないのだろうか? 先週見たアジジアスーパーの簡易ベッド、試しに一個買えばよかった…。
ゆっくり朝食を取っても、8時にはキャンプ地出発。暑くて長居はできないし。
まず昨日行きそびれた要塞へ。
なんとRは初めて行くのだという。何年この国に住んでも、チャンスがないとなかなか行けない場所だと言うのは確かだ。
よくよく見ると、この辺一帯にアンティキティー事務所(考古学省?)のフェンスが張り巡らされているのがわかる。丘の上には崩れ落ちた円形の建物があるし、もともとこの場所はイスラム以前から重要な場所であったのだろうと予測がつくが、何の書物にも行き当たったことがない。もっとリサーチの必要ありだ。オフロードばかりではなく、いろいろなモノに巡り会えるのが私たちの旅の特徴か。
ビーチロードにやけにたくさんのラクダがいた。
もう少し遅い時間だったら、浅瀬に座っているラクダを見られたかもしれない。
帰りのルート、昨日疲れたからと今朝決めたのは舗装道路を北上して発電所、ブケイクを経由後ダンマンハイウエイに出るというもの。
途中、どーしても白い砂丘に上らないと気が済まないリーダー、上ったら下りられなくなった。行くなというナビゲーターの言葉を無視してこれだもの。AJJが引っ張ろうとバンジーコードを繋ぐも、彼もスタックしそうになり慌ててけん引ロープ2本にする。
ランドクルーザーと一緒でホントに良かった。
ハーフムーンベイを目指すも、アラムコの敷地はフェンスが張ってあって通り抜けも出来ず、仕方なく今回はおとなしくリヤドへ帰ることにする。
ランチは途中の岩陰。新しいタープと支柱を試す良いチャンス。ペイント用の伸縮自在の棒、予想以上に良い感じ。もう2〜3本あっても良いかもと思う。
ランチ後は、無線機も回収、各々自分たちのペースで帰ることにする。
テーマは決まっていたものの、道順も曖昧、結構行き当たりばったりのお友達限定ツアーは、シーズン終了後でないとできない旅。これから2ヶ月間は計画なしで好きなところへ行けるよ〜。
by maadienne
| 2006-07-08 02:57
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